こんにちは、ヤナギです。
本日は人生の大きな岐路である就職に関連する話、
ズバリ「大企業は就職先としてどうなのか?」という話題触れさせて頂きます。
就職活動や転職活動をなされている方々の参考になれば嬉しいです。
大企業に就職するメリットは?
- 福利厚生の充実
- 高水準で安定した給与・賞与
- 充実した社内教育
- 社会的な信用
まずは1番の「福利厚生の充実」についてです。
私が働く会社の場合は、社員食堂や社員寮と言った点はもちろんですが、
余暇を過ごすための保養所全国各地に点在していたり、業務終了後に身体を鍛えられる
ジムが(簡易的ですが)会社の敷地内に完備されているなどしています。
旅行先の宿やジムの月謝はバカにならない出費なので非常に嬉しいですね。
次に2番の「高水準で安定した給与・賞与」についてです。
メーカー勤務の技術系総合職であれば扱っている製品にもよるかもしれないですが
20代後半で年収600万円は堅いかと思います。お金は生活の基盤なのでここも嬉しいですね。
次に3番の「充実した社内教育」です。
よくニュース等でも取り上げられますが、日本の大企業は多額の内部留保を蓄えており非常に体力が高いです。
この体力の高さが、『即戦力ではなく従業員を会社内で育てて戦力にする』という発想を可能にしています。
私が勤める会社でも入社してから半年は新入社員研修。配属後も1〜2ヶ月に一回は業務に必要なことに関する研修があり、手取り足取りと言った形で基礎的な能力を身につけさせてくれました。
次に「社会的な信用」です。
周囲の友人や親戚からは「良い会社に入ったなぁ」とか「将来安泰だなぁ」とか言われますし、
車の購入や住宅の購入でローンを組む際にも困ることはまずあり得ません。※2021年11月時点
ここに関しては他人の評価はあまり気にしない人や、大きなローンを組むつもりはないという人は関係ないかもしれないです。
以上が私が思う大企業に勤めるメリットでした。
個人的に一番大きいのはやはり給与や賞与の点です。
大企業に就職するデメリットは?
次にデメリットを紹介していきます。
正直メリットは散々他の媒体で挙がっているような内容なのは自覚しているので
この記事の生々しくて価値のある部分はここからだと思ってます。
- 配属ガチャが存在する
- 働かないおじさんたちによるモチベーション破壊
- 転勤のリスク
- 若手のうちは裁量がなさすぎる
まず1番の「配属ガチャ存在する」という点です。
私の勤める会社では大卒院卒の理系は”技術系総合職”という括りで一括採用され、
入社の段階では自分がどのような部署に配属されるかは明かされておらず、
半年の新入社員研修が終わったタイミングで明かされます。
もちろん大学時代の専攻に関係する部署に配属される人間もそれなりの数いますが、
全く関係ない部署に配属される人間もかなりの数います。
例えば、大学時代は化学の専攻をしていて、化学の基礎研究をしたくて入社したにもかかわらず、
機械部品の品質保証部に配属されるようなパターンもザラにあります。
興味のない分野の興味のない職種でかつ激務の部署に配属された場合は本当に悲惨です。
配属を決めた人事部を本気で恨むことになります。(かくいう私もその一人です)
次に「働かないおじさんたちによるモチベーション破壊」です。
もはや社会問題にもなっている働かないおじさんに関する内容です。
解雇規制が厳しい日本社会では働かないおじさんをクビにすることは非常に困難です。
大した成果も出さないくせに口を開けば「昔はもっと大変だった」とかの懐古発言を連発して若手社員のモチベーションを削ぎます。自分の業務がパンク寸前の時期に派遣の若い女性社員を捕まえてキャバクラよろしく1時間も2時間も雑談した後に定時で帰ってゆく様を見ると本当にブチギレそうになります。
次に「転勤リスク」についてです。
大企業は国内外に多くの拠点を持っていることが珍しくありません。
キャリア形成のため・成長のためという建前の元、出向による遠隔地赴任ということが非常に多くあります。都市伝説レベルですが、マイホームを建てた途端この手の類の話が出てくることが多くあるそうです。いろいろな土地で働く経験をしてみたいという方にとっては魅力的かもしれませんが、家庭がある方にとってはなかなか難しい問題かもしれないです。
最後に「若手のうちは裁量がなさすぎる」という点です。
大企業はとにかく若手が決めれることが少ないです。ボールペン1つ買うにしても課長の決済が必要になります。社外との打ち合わせにおいても事前に上司とネゴした内容以外を喋ろうとしたら顰蹙ものです。若手に許されるのは「持ち帰って検討させて頂きます」という言葉のみ。
若手の仕事は上司の作ったストーリー通りに動いて・資料作成して・調整業務を行うことです。
まさに操り人形。上司が優秀であればそれはそれで楽なのですが、あまり優秀ではない場合、永遠にマリオネットとして意味のない業務をさせられます。
結論として大企業への就職ってどうなの?
元も子もない結論になりますが、「向いている人と向いてない人がいる」といったところです。
向いている人は
「興味がないことでも淡々と処理できて、多少非効率でも受け入れることができる人」
向いてない人は
「興味がないことには食指が動かず、非効率が我慢ならない人」
だと思います。
以上、私が思う大企業のメリット・デメリットでした。
それではまたお会いしましょう。
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